芸術に拍手

全記事ネタバレ祭り。レポと感想と妄想が大渋滞起こしてる。

ミュージカル マリー・アントワネット

 

『 ミュージカル マリー・アントワネット』新演出版

2018.

9.14-30       福岡 博多座

10.8-11.25  東京 帝国劇場

12.10-21     愛知 御園座

2019.

1.1-15         大阪 梅田芸術劇場メインホール

 

18世紀、フランス。国王ルイ16世(佐藤隆紀/原田優一)統治の下、飢えと貧困に苦しむ民衆を尻目に王妃のマリー・アントワネット花總まり笹本玲奈)を筆頭とする上流階級の貴族たちは豪奢な生活を満喫していた。
パレ・ロワイヤルで開催された豪華な舞踏会で、圧倒的な美しさを誇るマリーは愛人のスウェーデン貴族・フェルセン伯爵(田代万里生/古川雄大)とつかの間の逢瀬を楽しむ。夢のような舞踏会の途中、突然飛び出した貧しい娘・マルグリット・アルノーソニン/昆 夏美)は民衆の悲惨な暮らしについて訴え、救いの手を求めるが、返ってきたのは嘲笑だけだった。マルグリットは貧しい人々に目もむけず、自分たちのことしか考えない貴族たちに憤りを覚え、やがて貧困と恐怖のない自由な世界を求め、フランス革命への道を歩み始める。
マリーはヘアドレッサーのレオナール(駒田 一)、衣裳デザイナーのローズ・ベルタン(彩吹真央)を抱え込み、最先端のファッションの追及に余念がない。が、宝石商のべメールから無数のダイヤモンドが散りばめられた高価な首飾りを売り込まれるも、国家予算が逼迫する中、さすがにその申し出は断らざるを得なかった。
同じ頃、それぞれの理由で国王夫妻を失脚させようと企むオルレアン公(吉原光夫)、革命派の詩人ジャック・エベール(坂元健児)、そしてマルグリットは王妃に関する嘘のスキャンダルを流す。マリーがべメールの持っている首飾りを欲しがっていたことに目をつけたオルレアン公の権謀術数によって、かの有名な「首飾り事件」を引き起こす。やがてその波紋は広がり、王室に対する民衆の怒りと憎しみは頂点に達するが、国王夫妻には、革命への警告も耳に届かなかった。
やがて革命の波はベルサイユにまで押し寄せ、国王一家は囚われの身となる。マルグリットは王妃を監視するため王妃の身の回りの世話をすることになる。敵対関係にあったマリーとマルグリットだったが、やがてお互いの真実の姿を見出してゆく。フェルセンは愛するマリーと国王一家を救うために脱出計画を立てるものの失敗し、一家はパリに幽閉されてしまう。
やがてルイ16世はギロチンで処刑され、最後まで王妃の傍にいた友人・ランバル公爵夫人(彩乃かなみ)も暴徒に襲われて命を落とす。マリーは公正さに欠ける公開裁判にかけられ、刑場の露と消える。今まで王妃に対する憎しみを原動力にしてきたマルグリットは、地位も、夫も、子供も、全てを奪われ、必要以上に痛めつけられている等身大の王妃を間近で見て、真の正義とは何か、この世界を変えるために必要なものは何か、自分に問いかけるのであった…。

 

※ネタバレ

 

11.23昼 J列下手 にて

 

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Wキャスト:花總まりソニン、古川雄大、原田優一、高畠美野、陣慶昭

 

 

フランス革命見まくってるから、ゆんがフェルセンでお花さまの恋人してることに混乱する。

遠藤周作の小説が原作であることを終わってから知りました。道理で、海外演劇っぽいのにストーリーが頭にすんなり入るな…1789と似てんな…と思ったわけだ。

しかしどうも、印象が薄い。実はだいぶ時間経ってしまってから今この記事を書いているんだけど、それにしたって記憶が薄い。ストーリーは分かるしある程度シーンも思い出せるし、舞台演出も綺麗だった。ただこの演出が印象的だったとか、この曲が好きだった、とか、つまりグンッと感情が動くことがなかったのかもしれない。

キャスト様はいわゆるいつメンだし(笑)素晴らしかったです。良い歌とダンス、煌びやかな世界が見られたという点ではやはり最高。

 

お花様が今回も美しかった。どうしてこうも美しさと愛らしさと、奔放さと芯の強さが同居できるのでしょう。

マリーの衣装も多くて、ドレスが可愛いのなんの。麦わら帽子に真っ白なドレスの衣装が好き。

 

結局マリー・アントワネットとマルグリット・アルノーは姉妹だったわけですが、いやこういう突拍子のない二次創作(?)嫌いじゃない。

しかし、何だろうこの嵌らない感じ。まぁ2回観たらハマるみたいなこともあるしなぁ。また再演あるならキャスト次第で観ようかなって感じです。

ものすごく短いけどこの辺で。

 

 

 

 

★★★