芸術に拍手

全記事ネタバレ祭り。レポと感想と妄想が大渋滞起こしてる。

フランケンシュタイン

 

『ミュージカル フランケンシュタイン

2017/

1/8〜29   東京 日生劇場

2/2〜5     大阪 梅田芸術劇場メインホール

2/10〜12 福岡 キャナルシティ劇場

2/17〜18 愛知 愛知県芸術劇場大ホール

 

19世紀ヨーロッパ。科学者ビクター・フランケンシュタインは戦場でアンリ・デュプレの命を救ったことで、二人は固い友情で結ばれた。“生命創造”に挑むビクターに感銘を受けたアンリは研究を手伝うが、殺人事件に巻き込まれたビクターを救うため、無実の罪で命を落としてしまう。ビクターはアンリを生き返らせようと、アンリの亡き骸に今こそ自らの研究の成果を注ぎ込む。しかし誕生したのは、アンリの記憶を失った“怪物”だった。そして“怪物”は自らのおぞましい姿を恨み、ビクターに復讐を誓うのだった…。

 

公式HP:http://www.tohostage.com/frankenstein/

 

 

 

1/25昼  I列上手にて

 

Wキャスト:

柿澤勇人/加藤和樹/石橋陽彩/齋藤さくら

 

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さくさく記事書かないといつまでも追いつけないことに気付いたので、さくさく書きます。

 

1月の観劇予定が0だったので、急遽気になってたフランケンシュタインへ。

当日になって演出が板垣さんであることを知る。るひまでお世話になってます。

 

一幕で満足しすぎて、この気持ちのまま帰りたいとすら思った。(まだ怪物まともに出てない) 「一幕は良かったけど二幕とオチが微妙」って経験が結構あるので。

いやー、一幕のド直球なシンプルさ、良かった。

友のための自己犠牲。助けられた身とはいえアンリさんなかなか盲信的。

でも「君に恋した」って歌詞には「あ、はい…左様で…左様で…」って気持ちを抑えられなかった。恋…へぇ…。

ほんとベタだけど、一幕ラストが一番泣いた。

 

和樹アンリの圧倒的包容力は危険。

ルンゲが可愛い。癒し。

余談だがビクターとジュリアの過去話がめちゃくちゃイドイド by Sound Horizon

子役は大体女の子の方が精神的成長早くて差を感じてしまうものなんだけど、2人とも歌も演技もお上手で驚いた。

 

二幕は初っ端から毛色違いすぎてビビる。

でも衣装とかスチパンめいてたり、全体的に素敵。ジャックのお召し物がどストライクですわ。

ジャックが下衆の極みすぎて凄かった。正に怪物にあんなことこんなこと〜って感じ。

そんでマジで、割と長い時間ビクター=ジャックだと気付かなかった。全然キャラ違うし顔つきが違うし声色も違うし。確かに1人2役、と認識はしてたけど同じ人とは到底思えず長いこと疑ってた。一瞬ビクターめいた声が出た瞬間ようやく納得できた感じ。

柿さんすごい。柿さん初見だったけど、ジャックとTwitter見る限りこの方めっちゃ面白いのでは?

一幕であんなにアンリと仲良しこよしだった「ビクターの中の人がジャックとして、怪物というアンリの中の人を虐めまくる構図」を作ることも、1人2役の目的の一つなんじゃないですかね。

エグみが強い。だが不覚にもちょっと、結構、まぁ、興奮するよね。

 

カトリーヌもなかなかエグかった。こっちは素直にエグかった。

手切られるとことか、痛そうすぎて思わず目つぶった。グロ苦手でも普段、舞台での演出は大丈夫なはずなんだけどなぁ。

 

何気にアンサンブルの佐々木崇さんも目当てで行ったんですけど、身長やスタイルぶっちぎりすぎてすぐ見つけられる。意外と台詞があった。 

 

 

普通、徹底的に殺したいほど憎んでる人間から貰った服なんて、ずっと着てるわけないと思うんですわ。

ではなぜ怪物は、ずっとビクターから貰ったコートを着ていたのか?って考える。

あてつけとか、赦す赦さないとか、怒りを忘れないためとか、ではないと思う。

だって生まれた時の知能が「クマ、オイシイ」なんだから、そんな複雑なこと考えられるようになる前に憎しみの勢いで全部捨てるんじゃ?

深層心理なのか身体(首)の記憶なのか…一回しか観てないから分からない。

ただカテコではコートがお揃いであったことに胸がつまった。

 

歌も良かったしもう一回別キャストで観たかったな。

 

 

和樹さんの
「焼き鏝俳優」

「『俺は〇〇』俳優」
がジワジワ。

 

 

 

 

 

 

 

★★★★