『ミュージカル 黒執事 ~NOAH'S ARK CIRCUS~』
2016/
11/18〜27 東京 TDCホール
12/3〜4 福岡 キャナルシティ劇場
12/9〜11 兵庫 あましんアルカイックホール
12/17〜18 愛知 刈谷市総合文化センターアイリス大ホール
公式HP:http://2016.namashitsuji.jp/sp/
(HP開くとまず前面に動画が出てくるの、めっちゃ東宝演劇っぽい。)
11/18 2バル5列センター
11/23 2バル2列上手寄り
11/26 アリーナ10列下手寄り
12/18 25列上手寄り
生執事は2.5次元舞台では断トツで最高のクオリティだと思ってるので、原作で一番好きなサーカス編にも全く不安はなかった。毛利さん脚本演出だし。毛利さんなら無条件に大丈夫と考える節ある。
ビジュアル公開段階ではジョーカー(原作全部通しても1,2争うくらい好き)が解釈違いか?と思ったけど、そんなことを思ったことを反省した。
ゆんセバから生執事ガチハマりした身としてはゆん続投で本当に良かった。
物販は相変わらず写真が最高に綺麗です。
でもブロマイド、サーカス団全員買うつもりだったのに何故数人しか出してくれないのか!?生執事そこだけ解せぬ。
ゆんセバはリコリス再演時点では、悪魔出してこようとも割とお上品な印象あったけど、M1最後の、がなるようなハイトーンで良い意味で瓦解した。
声は絶対切れないのにどこか不安定で、醜い方の悪魔が見えて鳥肌立った。リコリス再演は動きで、サーカスは声で悪魔を表現してきた感じ。
元々男声の高音が大好物だからM1でチケット代半分は元取れたと思った。
サーカス団の登場シーンで、チケット代全額の元取れた。
初見ではサーカス団がこの世に存在することへの感動で全身震えて泣いてたし、二回目以降はそれに加えて、全員死んでしまったのにまた生きてる、と毎回泣いてた。サーカス団生きてるだけで泣く。
初っ端からエアリアル。
一輪車芸。
アンサンブルの演技
サーカス団実在しました。
全員が全員パーフェクトだったんだけど、特に今回の舞台を観て好きになったキャラがピーターとウェンディ。
本当に本当にサイズ感可愛すぎるし、可愛いのにキャストの誰よりも身体能力高くてカッコ良すぎて、誰よりも本物だった。
ピーターがほんとに男の子に見えるし、ウェンディはちっちゃいのにすごい姉さん感。
あと私が強くて戦える女性が好きなのもあって、動ける女性キャストさんにはめちゃくちゃ惹かれます。
本当にこの二人にはグッと来た。
ジョーカーからマモの声がする…。
超ーーー小顔。セバスと並んだ時、少なくともそこは日本ではない。
笑と叫の演技に多少違和感を抱くところはあったが、基本本物だった。特に哀と優の演技が素晴らしかった。そしてめちゃくちゃ歌上手くて驚いた。
立ち位置としてゆんセバと対になるキャラだけどしっかりバランス取れていた。
スネークはビジュアルが良すぎて他何もかもどうでもよくなるくらいビジュアルが良い。
いやどうでもいいと見て見ぬ振りするところも、特になかった。演技上手いし。
ちゃんたまがアイドルソング以外を歌って踊ってるのに地味に感動する。パンフで「ソロは歌もダンスもないって聞いてたのに(ニュアンス)」て話、可愛すぎるよ。
ダガー、特技を最大限に発揮できる役で本当に良かったなぁと思った。
原作のダガーは一輪車乗らないけど、
三津谷さんはサーカスでの一輪車も凄かったです!「一輪車に乗るダガーって、アリですか?」と委員会の方にご相談頂いた時「足が無かったダガーが一輪車で舞台を駆け回るのはすごく夢がある!是非乗ってください」とお願いした記憶があります。お陰で素敵なナイフ投げシーンになりました🎪✨【枢】
— 枢やな_Staff (@toboso_official) 2016年12月21日
これがすごく良かった。
生執事初演を観てないのでインド組は初だった。
陳内さん(ソーマ)は予想通り。アグニがセバスに執事の心得を説く時、執事に愛されてる台詞聞いて「でへへ」するとこめっちゃ面白かった。
何気にTAKUYAさん(アグニ)がダークホースだった。アイドル警戒してましたごめんなさい、歌上手いしめちゃくちゃ良かったですカリー編楽しみにしてます。
輝馬ウィルが大好きなんですけど今回出番多めで本当に良かった笑
歌上手い好き。
ケルヴィンがケルヴィンだった。一番原作準拠してた。
ケルヴィンと先生(姜暢雄)の狂った演技が回を重ねる度に気味悪く下衆くなってて、まだやるの!?まだ上があるの!?と最後まで震えさせられた。
ゆんセバは言うことなくてどうしよう。
文句を力でねじ伏せてくる感ある。
内川蓮央くん(シエル)はもう…可愛い…可愛さで全てをねじ伏せてくる…
でも普通に演技上手いね…最初の契約シーンとか鳥肌立ったよ…
原作サーカス編で2番目に好きなのがドールなんですけど、松井月杜くんのドールも死ぬほど楽しみにしてて降板発表された時は会社の昼休みデスクで泣いた時のことはよく覚えている。
でも初日まで2週間?しかなかったのに設楽くん本当によく頑張ったよね。
男の子に見える女の子役を声変わり前の男の子にやらせるっていう、ものすごく実現性の薄い趣向を絶妙に突いてくる生執事は変態だな、と思った。
でもボーイソプラノ大正解だと思います。
ストーリーはもう原作そのまんまだから言う事ない。
舞台セットはエラい豪華。薄暗いセピアの世界に小さな灯りがキラキラ輝いてるようで素敵だった。
歌は、リコリスがめちゃくちゃ良かったから最初ちょっとインパクトないなーとか思ったけど、あれはスルメ曲の集まり。
印象深いシーンは…やっぱりジョーカーとドールの孤児院回想かな…
守ろうとしたものは何もなかったし、何も残らなかった。悲しみやら虚しさやら、負の感情が沢山溢れて言葉にできない。
ドールの孤児院回想、原作では普通に回想なのに、舞台では現実と重ねる演出なの、あまりにもズルすぎやしませんか?
泣きながら
「嫌だよそんな女みたいな名前、おれには似合わないよ」
と言うドールを見るのが苦しくてしょうがなかった。一番泣いた。
元々黒執事一救いのない話だと分かっていたけど、改めてそれを突き付けられた公演だった。
本当にこの話を舞台化してくれて、サーカス団をこの世に生きさせてくれてありがとうございました。
月杜くん、学園編とかでまた出てほしいな。
★★★★★