芸術に拍手

全記事ネタバレ祭り。レポと感想と妄想が大渋滞起こしてる。

【映像】文豪とアルケミスト 戯作者ノ奏鳴曲

 

『文豪とアルケミスト 戯作者ノ奏鳴曲』

2023.

2.17-26  東京 品川プリンスホテル ステラボール

3.3-3.5  大阪 森ノ宮ピロティホール

 

文学作品を守るためにこの世に再び転生した文豪たち。終わりの見えない戦いに虚無感を抱きつつも、織田作之助は同じ無頼派坂口安吾、そして檀一雄と合流を果たした。残るはその中心的存在の太宰治だけ……。だが、まだ太宰の姿が見当たらない……。

プロレタリアの中野重治や徳永直ともそのことを共有していると、『蟹⼯船』の侵蝕が発生。戸惑いを抱え潜書することができない織田に対し、坂口は共に寄り添い、檀は二人に代わりに戦うことを選び、中野・徳永・草野心平らと奮闘の末、無事浄化成功。二人が待つ図書館へ帰還する。

戦いでの傷を癒し過ごす穏やかな時間、織田は自分の知らない無頼派、そして太宰との日々を語る檀に劣等感を覚える。そこに一足先に転生をしていたという北原白秋が現れ、かつて、ここではない別の図書館で太宰と共に文学を守り戦っていたことを語る。

そうして探し求めた太宰の行方が判明した矢先。突然、坂口の身に異変が起き『不良少年とキリスト』から鈍い光が漏れ――

https://bunal-butai.com/6th/

 

 

2024.3.24  Blu-ray にて

 

潜書対象

蟹工船 / 小林多喜二

・不良少年とキリスト / 坂口安吾

・青春の逆説 / 織田作之助

 

 

 

文劇6。なんで行けなかったんだっけ……ステラボールで席選り好みしたから……?(ステラはセンター以外座らん教)  とりあえず今回も円盤だけは公式特設サイトから買っていた。主題歌のCDは絶対欲しいため。

 

今回もセットが素敵~。最初の蟹工船に雰囲気ばっちりだったからそこメインでいくのかと思ったけど、全然そうでもなかった。セットに漢字がずっと置かれてるから今後の潜書対象モロネタバレだな……と思った。まあ不良少年まではあらすじの範疇ですが。漢字に赤い紐巻いて、セットに装飾加えるの良い。

小坂さんが本番中に手骨折したけど、割と序盤の日替わりネタらしきところでおもくそちゃんじんに弄られてて笑った。

 

ガンアクションが好きなのでOPで白秋先生カッケーと思ったけど、檀に「鰻のせいろ蒸しを作れば良かったですね」と言われて煮え切らない返答した瞬間に「白秋先生、クサイな」と思い。

最後の晩餐でユダポジションに白秋いた時点で確信した。

白秋だけ「青春の逆説」に潜書せず残るのはフラグだ!!と思ってたら、ドンピシャだった。思わずドヤ顔。キービジュで白秋先生だけ前向いてないのがもう伏線だったのには気付かなかったの悔しい。檀のモスグリーンのジャケットが始終照明の影響で赤に見えてたから、割とギリギリまで疑いの眼差しはあったが……。

鞘との二刀流で、文劇3の主題歌使うのズルすぎる!!!!もうクライマックスだ!!!!と思ってたらシーケンスバーがまだ全然1時間以上あるっていうね。

いやしかしラスボスにガワを使われて、原作ファンや白秋ファンの方はよく怒らないね?だから文劇7であらすじの時点で「※この物語はフィクションです」の注釈つくようになったのかな……知らんけど……。

さとちゃんの「こわっぱ」とか最高じゃんね。檀のニヤ笑いといい、真面目な人柄だったり上品な顔してる人の闇堕ち演技は最高なんだ。

 

オダサクが安吾に檀が怪しいと話してるとき、その不信感、本当に言っていい人か~?とオダサクにモヤり。対象のことを大して知らん人(さっき初対面)がよく知ってる人(親友)の前で、憶測でネガティブなことべらべら言われるの腹立つと思うナ~。まあメンタル落ちてる時の疑心暗鬼ぶりヤバいよね、分かるよ(?)  誤解に気づいた瞬間に謝罪に切り替わってて良かった。

おださくの元気マシマシがガンギマリすぎて怖。ちゃんじんのティーチャークラウス*1よりキマってるかも。

 

めっちゃやられてめっちゃ瀕死になるけど、何だかんだ結構戦えるし、いやそれは死んだ絶対死んだ!と思っても全然生きてるから、もう死亡基準が分からんのよね。文劇5でなんかよく分からんけど生きてたって実績あるから、文劇3と掛けて全滅に見せかけたところで実は全員生きてるハッピー脚本かな?文劇6の主題歌かかるの最高だな?クライマックスだな?

あ?

死んだ!?!!?

しかも複数回出てるキャラで、まだ無頼派として揃い切ってないが!?!!

でもなんか悲壮感0!!!

さすが死亡経験者&再転生確定の余裕&堕落の性質。

時系列的に文劇3→5は明らかで、文劇1の時点で太宰より先にオダサク安吾が転生してるから3→5→1→2?そもそも2人とも文劇1,2でとっくに潜書システム分かってるはずなのに、潜書なんそれ知らんとか言うから、転生の度に記憶リセットされてんだっけ……?1以降のオダサク安吾はリセット済…?

 

檀が純粋にカッコよすぎ。羨ましがられるくらいハイスペ愛されなのに、居場所に悩むの、人間すぎ。

ぎゃわず、自我あるんだ!?!!パペット、なんか意味あるのかな……と思ってたら、最後の最後で唯一操りの外にいるイキモノとしてめっちゃ良い仕事してて笑った。いや、自我、あるんだ。

太宰鬼モテやなあ。本人がいないところで一番評価されるタイプ分かりすぎる。

原作ミリしらなので劇のキャラビジュ見てから原作調べるのですが、直はムキムキ兄ちゃんじゃなくてTHE少年だった。すごい、腕周りが。

ブルズの仲田さんいる度に1回は言及してるけど、相変わらずかっこいいね。

 

文学で繋がれる。「たとひ魂は砕けても、想いは砕けない」そのものだった。死んだけど、気持ち良いラストだったな。マジで良かった。

大楽が近年稀に見ぬ大号泣カテコでワロタ。スタオベ2回は凄いね。

 

 

歌詞。「押し黙る」じゃなくて「推し黙る」なんだ……円盤のパンフの歌詞も同じだったから誤植じゃなさそう。

https://x.com/bunal_butai/status/1630508107037114370?s=46&t=g8gyPimGMNzdfznMQqQDFw

https://x.com/bunal_butai/status/1627609003793715201?s=46&t=g8gyPimGMNzdfznMQqQDFw

てか改めて曲単体で聞いて初めて気付いたが、「Bright Heart」って「無頼派」か!!!!!!!アハ!!!!!!!

 

あと特典のアフト見て知ったけど「戯作者」って「げさくしゃ」って読むんだ…………ぎさくしゃだと思ってた…。

 

とりあえず文劇7の初日申し込んだぞ~~~シアターHに客として初めて座る人間になりたいぞ~~~

 

 

 

 

★★★

*1:by TRUMP