芸術に拍手

全記事ネタバレ祭り。レポと感想と妄想が大渋滞起こしてる。

エリザベート 東宝2022

 

エリザベート 東宝版2022』

2022.

10.9-11.27  東京 帝国劇場

12.5-12.21  愛知 御園座

12.29-2023.1.3  大阪 梅田芸術劇場メインホール

1.11-1-31  福岡 博多座

 

自由を愛し、類なき美貌を誇ったハプスブルク帝国最後の皇后エリザベートと、彼女を愛した黄泉の帝王“トート=死”。トートはエリザベートが少女の頃から彼女の愛を求め続け、彼女もいつしかトートの愛を意識するようになる。しかし、その禁じられた愛を受け入れることは、自らの死を意味した。滅亡の帳がおりる帝国と共にエリザベートに“運命の日“が訪れる―。

https://www.tohostage.com/elisabeth/

 

 

 

11.3昼  1階M列上手 にて

 

 

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キャスト:

愛希れいか、古川雄大佐藤隆紀

甲斐翔真、香寿たつき黒羽麻璃央、三木治人

 

本当は古川トート、立石ルドルフ、黒羽ルキーニのテニミュフルメンの回にも行く予定だったんだけど仕事で行けなくなり。立石ルドはお預け。

 

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チケットとってもらった身なので知らなかったんだけど、ちゃぴさんの貸切公演だったっぽい。

 

 

 

2020年が中止になったので、4回目のエリザ。

4回目にして初めて、ストーリーの構成とか、人の思いとか、演出の意味とかがスっと頭に入ってきて、ようやく「エリザベート」を1cmくらい理解した気がする。別に特別演出が変わったとかじゃないのに、私は今まで何を観てたんだ??2015~2019年の私の情緒クソガキすぎん???

シシィの一生を描くから、観る時の年齢によっても感想変わるんだろうな。私も初見から7年経って、もう同年代が結婚ラッシュから出産ラッシュの年齢になってしまったから、子供を取り上げられるシシィ辺りが染み入ったね……結婚すらしてないが……。

 

演出の変更とか分かるほど見てないけど、初っ端のトートの羽、あんなゲーミングデスウイングだった???エンブレムもあんなゲーミングエンブレムだった???羽、昔から彫刻風だったかしら……普通の羽だった気がしないでもないが………。今回そこにちょっと笑っちゃったよね……。

 

初めて花總シシィ以外を見た。やはりニュアンス違って面白いし、愛希さんも少女から老年までの演じ分けが素晴らしかった。エリザベートって何故泣けるのか理由が説明できない舞台なんだけど、1幕終わりのシーンはやっぱり泣いちゃった。泣けるといえば、愛希さんは泣きの演技がすごかった。夜のボートとか、汗??ってくらいボタボタ涙が落ちてて思わずオペラで見てしまった。3ヶ月も連続で同じ演目やり続けるのに、おそらく毎回、本当の涙で演技できるのすごいよな……。

個人的にルキーニは、いくさぶルキーニが印象に残ってて最初の「エリ↑~~ザベ~~~ッット!!」ってとこが好きだった。麻璃央ルキーニは歌の上手さはいくさぶと比較するとまだ~って感じはするけど、歌声と地声の差があまりないところがルキーニとして良かった。というかテニミュの頃、別に歌上手いイメージ全くなかったからそこから考えるとマジで上手くなったな……と思うわ……感慨深い……。私の中で菊丸英二のままだから、何度見ても誰?って感じだったし。役者としては大正解。

甲斐ルド………強っっっっ………!!!声が太いのかな?アンジョルラスやってました?と思ったけど、やってなかった。絶対似合うよアンジョルラス。革命家の中で既にリーダー張ってたよ。

革命家といえば遂に3人全員テニミュキャストになってしまったので、カフェのシーンとかあっちもこっちもテニミュだ!!ってなっちゃったね。テニモンごめんね。若い頃のエルマーの髪がぴこぴこしててアホ毛みたいになってて可愛かったです。

ゆんトートはもう色気ぶっ飛んでるからこっち見んといてほしい(見てない)。なんか一人だけ、声のマイク乗りの良さ異常じゃない?トートだからマイクエフェクトかけられてるのかと思ったけどそうでもないみたい。あと最後の白い衣装、一切脱がないのに白シャツに透けさせるためだけに背中にまでタトゥー入ってるの、マジで変態だなって純粋に思った。ドスケベの発想だよ。

トートダンサーにテニミュキャストが2人いたので結構見てた。それで今更気付いたんだけど……トートダンサーの衣装の"""癖"""、強くない………!?!腕やお腹の絶妙な肌見せ(+タトゥー)、上半身の謎の紐、ガバ開きでありながら長い髪で結果見え隠れする仕様の背中(+タトゥー)、露出0のレザースキニーパンツ。よくもまあこんな最強のバランスで性癖詰め込んだなと……(列挙してるだけで自分キモイな…とも思ってる)  しかも気付いたら黒のシースルーに着替えてるし、最終的には上裸ですし。いや何故脱いだ……何故…………「演出の意味~」とか上記したけど、ここに関しては正常な判断ができそうにないので考えることをやめた。誰か徐々にトートダンサーの服が脱げてく理由を教えて。あとドスケベ衣装デザイナーの名前を教えて。

今知ったんだけどトートダンサーの岡崎さんが画伯なのでこの絵柄のグッズ欲しいよね。

 

何となく、死を愛するって、老年期の死を恐れなくなっていく過程のそれなんかなあと思ったりしたエリザベートでした。

 

 

 

 

★★★★