芸術に拍手

全記事ネタバレ祭り。レポと感想と妄想が大渋滞起こしてる。

マリーゴールド

 

ミュージカル『マリーゴールド

2018.

8.25-9.2  東京 サンシャイン劇場

9.7-9       大阪 梅田芸術劇場シアタードラマシティ

 

母と娘には互いが必要であった。
青年はその母を自由にしてやりたかった。
少年たちは娘に「同じ夢を見よう」と語りかけた。

http://marigold.westage.jp

 

 

※少なくともLILIUM、マリーゴールドのネタバレ

 

 

 

8.26夜 1階17列センター

9.1昼 1階5列下手寄り

にて

 

 

 

「酷くないですか?」

同行者への第一声がこれである。

 

正直、観るまで「やるこたぁ分かってんだ…かかってこいよ…」という超強気の絶対負けるもんかマンだったのだが、面白いくらいに完敗した。(やることはやっぱりやった。)

げろげろに泣いた。先日同じサンシャイン劇場の「野球」で過去最高記録樹立するほどに泣かされたのだが、これといい勝負だった。TRUMPシリーズはLILIUMが一番好きな私、大ダメージ。でも流石に『花言葉』で泣いたのは自分、どうかと思う。

少年たちは娘に「同じ夢を見よう」と語りかけた。

の一文もしっかり読んでたし、ソフィがみちゅで直前無料放送はD2版TRUMPのREVERSEやってたし、マリーゴールドでめいめいってのも分かってたし、何ならグランギニョルパンフの年表でマリーゴールドの結末は「母を殺すこと」だと分かってたのに、何でかな、全部忘れてた

大抵の舞台はある程度展開の予想が嫌でもできてしまうものだが、目の前の演劇が、次の展開を予想する思考回路に隙を与えてくれなかった。

 

 

母と娘、異性、姉妹、の愛、愛、愛。どれもこれも重くて重くて仕方ないのに、噛み合うものは少ない。愛ゆえに幸せになったり不幸になったり。

ソフィの「同じ夢を見よう」という勧誘も、ソフィにとっては紛れもなく愛ゆえだった。「君を愛してるんだ」も嘘ではなかった。ただその愛の解釈が、自己愛だった。だって「僕は君であり、君は僕」。ソフィ・アンダーソンは自分しか愛せない。

紫蘭と竜胆、初期のスノウのような最初から永遠を望む子を選べばいいのに、ソフィ自身が永遠を望まないせいで、誰も選べず誰も愛せない。だから「望む望まないをそもそも考えることをさせない」のが擬似クランで、「永遠を強制させる」のがウルという薬なのかなぁ。

ガーベラが「永遠なんてクソくらえよ」と言った瞬間のソフィの発狂は、リリーの時と同じだが、永遠を否定されることはソフィの存在そのものを否定されるに等しいと解釈した。

しかし何百何千年経ってもダンピールは迫害対象であること、不可侵条約に何の変化もないこと。あまりに文明が停滞しすぎている。TRUMP世界軸のなかで、既に何度か人類がほぼ絶滅してることを疑う。滅びぬ者は生命のために鎮魂歌を捧げるでしょう…。

 

 

舞台上そのまま有楽町の劇場に転送しても違和感ない。これ、帝劇で聴けるやつだ!

アンサンブルの使い方や曲などが、何となく海外輸入ミュージカルっぽい。『ケリトン出版社』にテナルディエ夫妻とかの「明るい悪役」の匂いを感じる。『ダンピール狩り』はフランス革命の決起シーンを思い出したんだけど、確かに悪役寄りに描かれるクロッカスも、家族を殺された人間たちも、ダンピールという悪を叩く"正義"なんだよなぁと思った。

『我は守護者なり』などのキャッチーロックには安心感を覚える。ただし歌唱力のボクシング世界大会決勝戦って感じ。後日DVDで見た時、生でもう一度鼓膜ぶん殴られたいと心の底から思った。繭期ライブをやってくれ。

そういえば先日LILIUM見返して気付いたんですけど、LILIUMの『葬送終曲「聖痕《スティグマ》」』とここの4人の構図全く同じなのね…。

 

キャストもあまりに上手すぎる。

円盤で見るとよく分かるんですけどソフィ、三津谷さんの目がヤバい。光が入ってるのに、5000年先を見つめてるような目がヤバい。

コリウスは基本スタイルが異次元すぎて見ちゃうよね。事前ビジュアルとかブロマイドからキm…変なキャラかと思ってたけどそうでもなかった。こいつヤバいなと思ったのは、ヘンルーダの話を聞いてる時のゴロゴロビタンビタンくらい。そういえばこの人すごいカッコいい春林だったわ。

とんちゃんはいつの間にあんな歌上手くなってたの?最後に歌を聞いたのがドラマClubSLAZYだから参考にしていいものか微妙だけど、すごくミュージカル寄りの発声になってて驚いた。

 

愛加あゆさんがTRUMPシリーズ2回目だと、観劇どころか映像視聴して初めて気付いたんだけど、それくらいフリーダ様の面影がなかった。愛加さんは2015年の「音楽劇 星の王子さま*1が初見だったんだけど、見る度に印象違うなぁ。役者として、地味に凄いことだと思う。

 

 

公演2日目の話。

私含め初見観劇が多かったんでしょうね。

ソフィーがウルのことを「キャメリア」と呼んだ瞬間、

ヒッ………

という悲鳴が、さも日替わりネタで笑いが起きるかのように、自然に会場に響いた。私、観劇してて、人が「ストーリー展開に本気で悲鳴をあげる」の初めて見た。後半の観劇ではさすがに発生してなかったけど、これ絶対末満さんほくそ笑んでるでしょって思っちゃった。

"ウルごっこ"させられてるのはキャメリアだけじゃなくて、適当に連れてきているそうで。*2こはちょっと安心したり。キャメリアだけがまた何か背負ったわけじゃない…かもしれない。

 

 

TRUMPシリーズとは、最新公演を見る度に過去作の傷口が広がるものですが、マリーゴールドは想像以上にLILIUMの傷抉られた。

そういえば、TRUMPシリーズ、そろそろBlu-rayで出してくれませんかね…暗い映像の解像度がさ…。

ちょっと書くのに時間経ってしまったから感想薄めで終わり。

 

 

 

自分用メモ

ヘンルーダ=ヤン・フラ

・原初信仰は法律で禁止されている

マリーゴールド時点の各年齢

ガーベラ 15?

アナベル 38

エリカ 29

ヘンルーダ 40

逆算するとエリカ14歳の時に「妹じゃない」って家放り出されたってことか?それはキツイな?

・登場人物の花言葉まとめ

アナベル:ひたむきな愛

ガーベラ:希望

コリウス:かなわぬ恋

エリカ:孤独、博愛

ソフィ(ファルス):永遠の絆

ウル(キャメリア):常にあなたを愛します、控えめな優しさ

ベンジャミン:友情、信頼、融通のきく仲間

ヘンルーダ:悔恨、軽蔑 (草に"中絶"の効能あり((効能については偶然らしいですけどね)))

マリーゴールド:絶望、嫉妬

 

 

 

 

 

★★★

*1:これ著作権関係で円盤出てないけど、本当~~〜に素晴らしい舞台だったからいつか見られる機会があるなら……いや生きてるうちに何としてももう一度見たい。

*2:末満さんのニコ生より

メサイア TALK MISSION´18 3部

 

メサイア TALK MISSION´18』

2018.9.1 一ツ橋ホール

 

 

 

3部 29列センターにて

 

マリーゴールドからのハシゴだったので3部しか行けず。

備忘録。ニュアンス相違、大いにあるので基本信じないでください。というか金銭発生イベントはほぼ自分用の記録なので大雑把です。

敬称略。

 

 

 

 

 

 

初っ端、誰も舞台上にいない状態で突然の新作舞台発表。1部はさぞや阿鼻叫喚だったと窺える。

司会はこにーさん。

 

 

一嶋ミッション1:月詠の振り返り

キャストが選んだシーンをスライドに写しながらトーク

 

・穂波と万夜(照日衣装)のシーン→石渡

「給食の配膳?」長江「これは僕のコッペパンだ!!」

給食ネタで盛り上がりすぎてましゅちゃん、まともに喋れず。

・志倉さんの日替わり(「ダメっすか?」「いいっすよ」のムービー)→小谷

「ダメっすか?」に歓声が上がる。

・柚木が御池を連れ帰るために戦うシーン(ムービーからの照日vs柚木の月詠劇中ブロマイド)→色んな人

ブロマイドの画像見て長江「これ僕が悪者じゃない!?」

長江「後半になるにつれて喉の心配しなくてよくなるから、『御池!』って呼ぶ声がどんどん強くなってて、それがまた…」

 

 

一嶋ミッション2:毛利西森ペアへの質問

毛利西森が呼ばれ、キャストからの質問に答える。

 

・演出家を志したきっかけはなんですか?→宮城

西森「引き算。演劇やりたい、で高校時代から続けてきて劇団入って。元々俳優もやってたんだけど、ある公演でずっと赤子を抱いてる父親の役だったんだけど、袖に戻ったら赤子が手の中にいなかった。舞台上に置いてきてしまっていた。次のシーンが警察のシーンで、ぽつんと赤子がいる中で刑事が話してて。それで俳優という選択肢の引き算ができた(笑)」

・オーディションの時の印象はどんなでしたか?またオーディションから印象は変わりましたか?→石渡

「www楽屋でやればよくない!?!」石渡「いやあの、みんなどうかなっていう」「全体的な話ね」

石渡「オーディションの時は全然違う役…ヘッ(チョリース)みたいな役でやったのに、何でまた、バサァ…って役になったのかなって」ジェ「オーディションてメサイアの抜粋?誰?」石渡「わかんない、だいぶ前だから…」西森or毛利「加々美かな?」杉江「それは難しい」「いやいや」

西森「オーディションの時は『台詞に嘘がない人だな』と思った」石渡めちゃくちゃ照れる。杉江「オーディション時の、印象やからな?」

西森「新キャスト入るとキャラクターどうしたいかとかの面談みたいなことするんだけど、その時に最後の台詞をどうするか2人で話し合った。その時思ったのは、『真面目だな』ってこと」

・毛利さんの想像する穂波になれてましたか?→石渡

「wwwwwwwwwww」石渡「いやあの!毛利さんの中で作ってるキャラ像と実際違ってくるとかあるんじゃないかって!」

毛利「メサイアは常に想像を超えてくる。確かに自分が脚本書く時は台詞とかブツブツ言いながら書くし何なら泣きながら書いてて、自分の世界で出来上がってはいる。でもいざ西森さんに渡して役者が肉付けした時とはやはり変わってくる。(質問に対しては)穂波は、なれてたと思うよ」「ましゅーくんよかったねー」

小谷「自分への質問が2つ続いたところで次ー」

・もしメサイアで事件が起きないハートフルストーリーを書くとしたらどんなものになりますか?→長江

毛利「これは面白い」長江「こういうことだよましゅーくん!!」

毛利「ハートフルはメサイアではない………という回答だと面白くないけど……」西森「いっそ全部ハートフル。(御池の)中にいるし」長江「」

「ということでメサイアは全てハートフルです」

 

どのタイミングだったか、二三回長江くんに「まよ、ひとはどうしたらひとをすくえるのだろう」と真似されたましゅーちゃんが、ラスト台詞の再現からの生き残るまでの流れをやる。

落ちた後泳いでた。

 

 

 

幻夜乃刻の話

新キャスト等のコメント動画。3回も見てるから杉江、長江がよく茶々入れる。

・金井

サポーターネタ(?)

・鈴木

横向いたり斜めだったりする。「保護者同伴かな?」

小谷「近くで演技したんだけど、すっごい綺麗な顔してる」

・安里

「奥の日本家屋めっちゃ気になる」

・井澤

やたら長い。クランクアップ後らしい。

井澤「いやぁ……(自分)かっこよかった……」カメラが物理的に遠のく。最後カメラとぐるぐるして終わる。

 

毛利「密室劇がやりたかった。影青、深紅、極夜ときて、どうしてもハリウッド並に予算は潤沢ではないので、絵が似通ってしまう。じゃあどうするか?ってなって。三人で話して、密室劇」

西森「そういうのすきー、って」

 

金井、鈴木の画像にて

「身来くん白っ」「ちょっとしんちゃん隣立ってみなよ」しんちくんと身来くんの写真の横へ。橋本「メラニンを分ける」

 

場面ブロマイドの有賀画像

杉江「はい(挙手)……………テメーあんま調子乗ってっとテメーの家牛乳で浸すぞ」

ジェ「はい(挙手)…ここのウォシュレット、強いな」

小谷「何で大喜利してんの」「これがTwitterとかで勇貴に伝わる」

 

 

 

メサイアトワイライトの話

新キャストコメント。

・金井、鈴木

金井鈴木「「メサイアトワイライト、荒黄昏○jg×4ag……(笑)(笑)(笑)」」

「関係性できあがっとるやん」

・三原

三原くんが喋る度に「そだねぇ」「うんうん」などまるで小動物に話しかけるかのごとく相槌が入る(恐らく杉江)

小谷「ことりちゃんと共演だけど」石渡「かわいい。生きてましたね」

・村上

小谷「変な人だよね」橋本「変な人ですね。ザリ兄さん」

小谷「なんか『夢が叶った』って言ってて、なんの夢が聞いたら、『いやぁ、ザリガニのうた出せたんだよ』って。…そこから話続かなくなっちゃった」「変だけど良い人」

・輝馬

始終横揺れしてテンション高い。輝馬「メサイアトワイライトに出演いたします!おめでとうございます!(拍手)」

「いや自分でおめでとうございますって」

長江くんが横揺れの真似しまくる。

・坂元

落ち着いているはずなのに何故かやたら動画切り貼りされている。

・近藤

近藤「これから皆さんの輪の中にガンガン入っていくのでよろしくお願いします!……一つお願いがあるんですけど……いじめないでください。輪の中にいれてください」

最後ピースで終わる。

 

 

フォトセッション

1部からある15秒写真撮れるタイム。カメラの持ち込みは禁止なので携帯です。

橋本「ちょおっと待ったー!!!」

客「!?!!!?」

杉江「脱ぐの?」

橋本ほんとに脱ぐ。\トゥクトゥクTシャツ/

\背中にはNo tuktuk No life/

 

突然ハッピーバースデーソングが流れ、皆がトゥクトゥクに気を取られてる隙に捌けてた杉江がケーキ持ってくる。(月詠ラバストの万夜ちゃんが描かれてる)

長江「万夜が死んだ歳が確か二十歳で、だんだん万夜に追いついてきた。また責任が伴う歳になったので気を引き締めていく」(ものすごくニュアンス)

長江冗談でそのまま捌けようとするがそのままフォトセッション。

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その他所感

レネくんのメサイアコート、一人だけ変わった?

少なくともファスナーの幅と色、プレート、あとは合皮も違うように見えた。衣装さんの担当が変わったから?

 

 

 

 

 

★★★

八王子ゾンビーズ

 

『八王子ゾンビーズ

2018.8.5-19  TBS赤坂ACTシアター

ダンサーになる夢が破れ、自分を見つめなおすために、八王子の山奥のお寺にたどりついたタカシ(山下健二郎)は、とある満月の夜にお寺の墓場でゾンビVS住職(駿河太郎)の壮絶な戦いを目の当たりにする。このお寺は、夜な夜な無数のゾンビがうごめく、奇怪な場所だったのだ。
「ここで見たものは忘れろ!」と意味有り気に住職に言われたものの、タカシは気になって再び墓場を訪れた。するとそこにはゾンビの姿が…。しかしよく見ると、そこにいるゾンビ達は陽気でイケメンばかり。
彼ら曰く、満月にダンスをすることで成仏できるのだが、それを住職たちに邪魔されているとのこと。「俺たちにダンスを教えてくれ!!」とゾンビ達にせがまれ、何故か、タカシとゾンビ達の交流が始まったが…。
不穏な動きを見せる住職の思惑とは?
果たしてゾンビ達は、無事に成仏できるのか!?

HP:http://www.hachioji-zombies.com

 

 

8.6  2階F列上手にて

 

 

 

ビジュアルが最高。

これに尽きる。

 

逆に言えば、ビジュアル"は"良かった。ゾンビのビジュアル500億満点。マジで衣装メイクさんに金一封包みたい。毎日ゾンビキャストのTwitter巡回して写真上がるの楽しみにするくらいには可愛い。

ゾンビがきゃーきゃーわちゃわちゃしてるのを観るのに、1万円。どこに金かかってたかというと、キャスティングと衣装とメイクと舞台セットと早乙女友貴の殺陣でしょうか。

 

ストーリーは、浅い。月石をゲットして満月の夜にダンスすれば成仏できる…って弱すぎる世界観も相まって、正直学芸会か子供向け演劇か?って思ってしまった。

「こういう展開にしたいから、このキャラはこういう過去にしてこういうイベントを発生させよう」みたいな魂胆が見え見えというか。まずEXILEさん迎えるからにはダンス要素は必須、健二郎さんを囲むには今旬なところから引っ張ってきた沢山の若手俳優たち、殺陣もあった方が嬉しいから早乙女友貴、など。あまりにも現実で達成したい目標に対して物語が後付けって印象だった。

孔明ゾンビーズへの仕打ちは完全に八つ当たりなのに、「これが私の正義」とか意味不明すぎて最後まで意味不明だった。下田も結局どっちの味方なの?そういうキャラか?

ダンス練習中のわちゃわちゃは可愛かったんだけど、長い堂々巡りや大声で怒鳴る突っ込みが苦手で、それが多用されてたのもキツかった。

あと海さんに対するゾンビ呼び弄り。ああこれが超大衆向けテレビから来た脚本かって思った。

ただでさえつまんねーテレビ番組ノリの弄りなのに何度も何度もやるのいい加減飽きたわと思ってたら、それが最終的に感動演出に利用されてて普通に胸糞だった。不良がちょっと良いこと……いや普通のことするだけで感動、とかナマ言ってんじゃねーぞっていう。マイナスがちょっと0に近づいただけです。海さん、1ミリもゾンビに見えなかったんだよなぁ。

唯一、楓くんのくだりは良かった。経過は置いといて。応援練習の時に何で楓くんだけ飛ばされたんだ?ミスか?ミスにしてはキャストも慌ててないな?と思ったらそういうことね。

とりあえず鈴木おさむ脚本演出は初めて見たけど、脚本演出の名前見て避ける舞台の一つになりそう。

 

そういえばこれだけ推してるダンス要素は少ない。少なすぎてびっくりした。せめて健二郎さんだけでも、もっとガツガツ踊るのかと思ってた。

踊れ…たっけ……みたいなキャストが混ざってる時点でお察しだったのだろうか。でもはるちゃんとか勿体なくない?

テニミュやらに慣らされた我々(同行の友人)は、こういうものはカテコの後に幕開いてもう一曲ガチダンス、の流れを無意識に期待してたのに特に何もなくて若干拍子抜け。まぁここは勝手にわたしが期待してただけだから別にいいけど。

 

昨今、応援上演などさして珍しくもないが、タンバリン。タンバリン(笑)

このなかなか強烈な鳴り物が、応援タイム以外の上演中にどれ程シャンシャンしまくるか懸念点ではあった。

しかし2日目にしては思ったより統率とれてた印象。前説でキャラ名以外呼ぶなって注意あったし、鳴らしていい時が分かりやすかったし。まぁシャラ…シャン……くらいは始終鳴ってたけど。私もハンカチにくるんでいたもののちょっと当たると鳴りそうだった。鳴り物楽しかったけど何故タンバリンにしたし。

 

ゾンビーズがとにかく可愛い。若手俳優の舞台裏って感じ。どこまでアドリブなんだ?自由すぎて笑った。

ただし人数多すぎて誰が喋ってんだか分からない。その中でも年長組が強すぎてほぼ年長組の独壇場。久保田の悠来さんええ声で面白すぎるな。

何気に三太四太の台詞ユニゾンが凄かった。テニミュとかセミロングラン公演でもしょっちゅうズレるのに、一度もズレなかった。全国立海に期待。

自分、三太固定カメラ気味だったんですが身体ぴょこぴょこ手脚にょきにょきしてて可愛かったです。

あと公演中はそこまで見てたわけじゃなくて申し訳ないんだけど、Twitterでゾンビ巡回してて丘山晴己ちゃんのヤバさに気付いてしまい良い元気玉見つけたなって感じです。たまにヤバいテンションのツイート回ってくるなとは思ってたが全部あんな感じだとは思わなかった。

 

何度でも言う、キャラビジュアルが最高に良い。10000億万点。

私は普段、観劇して面白かったらパンフレットを買うようにしているのだが、今回「ここにこれ以上金払うのか…」と思いつつパンフ買ってしまった。だってビジュアルが良いから。パンフの写真もデザインも最高。関係ないけどあまりに写真の現像具合やデザインが好きすぎて、パンフのデザインプロデューサーのお名前をググってみたら、私が今まで良いなと思った舞台のデザインばかり担当されてて驚いた。あなたの口座に直線お金を振込ませてほしい。

 

可愛いゾンビのアドリブ芸を延々見ていられるなら増やしたいなって感じ。でも1万円払うかと思うと微妙。

本当にキャラビジュアル良すぎるから勿体ない。キャラだけ他に移植して何かやってほしい。

 

 

 

 

 

★★

「野球」飛行機雲のホームラン

 

『「野球」飛行機雲のホームラン 』

2018.

7.27-8.5 東京 サンシャイン劇場

8.25-26  大阪 梅田芸術劇場シアタードラマシティ

 

 

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公式HP:https://www.homerun-contrail.com

 

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モーツァルト!2018

 

モーツァルト!』2018

2018.

5.26-6.28  東京 帝国劇場

7.5-7.18    大阪 梅田芸術劇場

8.1-8.19    愛知 御園座

 

 

6.2昼 1階L列下手にて

 

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Wキャスト:古川雄大/平野綾/涼風真世/小河原美空

 

 

 

行けないかと思った。

いやほんとに東京チケットなかったですね。びっくりした。こんなチケットないものとは知らず。先行とか全部忘れた。もうキャストとか誰でもいいからと直前譲渡狙って譲渡検索張り込んで譲っていただけてなんとか観劇できた。どちらかというとゆんが観たかったのでありがたい。

 

『僕こそミュージック』の曲以外の知識0観劇。そういえば女性のオケピ指揮者は初めて拝見したなぁ。

ただ、初見の『星から降る金』が断トツで刺さった。M!中で一番印象に残ってる。ストーリー読んでいかなかったから、男爵夫人が終盤まで敵か味方か分からなかったものの(笑)、星から降る金は不思議と泣いた。涼風真世さんの歌がまた聴きたいと思う。

古川のゆんは今まであんな奔放な役を見たことなかったからとても新鮮だった。今回何度かちょっと調子悪い?と思う瞬間があったのが逆に驚いた。ロベスピエールセバスチャン・ミカエリスなどで見てたときは安心安定の印象なもんで。

 

舞台セットが素晴らしい。鍵盤部分が階段になった巨大なピアノが大台になってて、回転したり上部が開閉したり。大きな開かれた本が丸ごとステージになってる舞台美術の写真を見たことがあってそういうのに憧れてたんだけど、同じようなものが見られて感動した。夢だねぇ。

加えて上左右の幕の端に五線譜のような線ライトが仕込まれてて、幕を動かすことでフレームを作り出していて面白かった。開演前まで幕が開いていて舞台のピアノが見えてたんだけど、開演5分前になったらその幕が閉じてロゴが投影されてた。ピアノを見せたかったんだろうな。

地味に映像演出も多く、馬車のシーンで突然異様にリアルな背景が出てきた時はちょっと笑った。

 

アマデ。アマデが可愛い。正直ずっと見てた。わたし小さい子が好きなんだなと死ぬほど実感させられた。ピシッと背筋伸ばしてハキハキ早足で歩くのだけで可愛い。ヴォルフガングと手繋ぐとなお可愛い。

アマデオーディション要項に

かなり高度な理解力と集中力が要求されます。

と書いてて、どないやねんと思ってたんだけど、これは確かに……と思わざるを得なかった。

ヴォルフガングの出番≒アマデの出番で本当に長時間舞台上にいるし、「じっと」していなきゃいけない場面が多い。じっとしてるって、結構難しくないですか。一瞬でも意識逸れて視線が逸れたらすぐ分かるし、反応しなければいけない瞬間は都度訪れるからちゃんとずっと周りを見られていないと置いてかれそう。

私が見た公演の美空ちゃんは9歳ですって……9歳………??この世に生まれて立って歩いて喋って文字覚えて演技覚えて人の心を理解して帝劇の舞台に立つまでの時間が、9年………????人生何周目…?

 

自分「天才」を題材にした作品が好きなんですけど、ラストにあんまり救いがないように思えて悲しみが深い。光あふれる宝箱はあんなに美しいのにね。

 

それにしても海外ミュージカルにおいて「特に制裁を受けるわけでもなく絶対に生き残る性悪一家」がいる確率が妙に高いのは何なのだろう。次観るときはちゃんとストーリー把握してからにします。

 

 

 

 

★★★

テニミュ DREAM LIVE 2018

 

ミュージカル テニスの王子様 DREAM LIVE 2018』

2018.5.

5-6     神戸ワールド記念ホール

19-20 横浜アリーナ

 

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19 昼 B10列

     夜 センター61列

20 昼 D9列

     夜 C14列

にて

 

セットリスト

1.オッケーオーライ

2.THIS IS THE PRINCE OF TENNIS

3.DREAM

4.負けることの許されない王者〜友情の掟

5.ウィー・アー・ザ・ウィナー

6.ナイスピーポーグッドピーポー

7.南の島から来た刺客〜ダークホース2012

8.SAMURAI

9.ルビー・アイズ〜チャチャッと潰すぜ〜Bloodshot

10.テニスとは…

11.一つやり残した事

12.新たな戦い〜ファイト&ウィン2017

13.俺は殺し屋と呼ばれる男

14.これが勝負というもの

15.風林火山

16.もう迷いはない

17.クリスタル

18.Must be strong〜Finalist

19.コートで会おう

20.南の島から来た刺客(ラップVer.)

21.降臨する王者

22.ゴールまでのハードル

23.Take It Easy

24.タフ〜這い上がれ海堂

25.フォー・トゥー・フィフティー

26.ペテン師だぁ?何とでも言え

27.プロフェッショナル・ペテン師

28.KILLER

29.バイキングホーン2017

30.ゴールデンペア〜復活!ゴールデンペア

31.永遠のエンブレム

32.Be Cool

33.お前は青学の柱になれ

34.ザ・レギュラー〜FOR THE FINAL VICTORY

35.心のスケッチ

36.STILL HOT IN MY HEART〜On my way〜シャカリキファイトブンブン

アンコール.WE ARE ALWAYS TOGETHER

 

<追加キャスト>

橘桔平(青木空夢)…神戸・横浜
観月はじめ(宮城紘大)…神戸・横浜
亜久津仁 (川上将大)…神戸
千石清純(森田桐矢)…横浜

<MC>

土屋佑壱

<ゲスト>

●5/5 12:00
荒木宏文(青2 乾)、小谷嘉一(青2 河村)

●5/5 17:00
鈴木裕樹(青2 大石)、足立理さん(青2 菊丸)

●5/6 12:00
土井一海(2nd比嘉 木手)、荒牧慶彦(2nd比嘉 甲斐)

●5/19 12:00
加藤和樹(初代氷帝 跡部)、斎藤工(初代氷帝 忍足)、河合龍之介(初代氷帝 日吉)

●5/19 17:00
南圭介(青3 手塚)、滝口幸広(青3 大石)

●5/20 12:00
八神蓮(初代立海 幸村)、兼崎健太郎(初代立海 真田)、中河内雅貴さん(初代立海 仁王)

●5/20 17:00
阪本奨悟(青4 越前)、牧田哲也(青4 桃城)、平田裕一郎(青4 海堂)

 

 

 

 

 

相変わらず柳蓮二固定カメラの女です。柳さん下手だったから19日の上手席の時はなかなかもどかしかったように見えて、井澤さんの後ろ姿が(も)200億%パーフェクト柳蓮二だからテニスする柳さんカッコいい…と遠くから応援する夢女の気持ちでしかなかった。我ながら幸福度のコスパが良い。

 

 

自身にとって5回目のドリライでした。そうか…まだ5回しか経験してないのか…。

連結サブステ二つという、なかなか席潰してましたね。でもどの席でも誰かしら近くで見られて、これは良かった。

 

歌って踊って寸劇して誰かが卒業して、と同じことの繰り返しなのに、各ドリライに対する総合的な感想は毎回異なる。

今回は青学9代目卒業公演。それ故か「テニミュは繋ぐもの」だということを強く感じた。

同時に六角も実質卒業なわけだが、絶対に最後なのは青学だけ。他校はまたドリライやらで帰ってくる可能性がある。青学だけは、地続きで繋がなければならない。

私が観たドリライでの「卒業」は2ndシーズンの2014のみで、あの時は正真正銘全員の卒業だったから、3rd発表があろうがなかろうが地続きであった道はあの時切れた。

今回の大楽のザ・レギュラー。やっぱり、って感じ。

わたし、2nd Farewell Partyの青6・7交代演出で何度思い出しても涙出るくらい衝撃受けて、割と最近まで自分の中の舞台神演出ランキングNo.1だった。あの頃の私は、2nd関立からテニミュに入って観劇歴も半年レベルのド新参で青6に思い入れもそこまでなくて。だからFarewellの演出は、青学の未来がこの世界にふっと現れたように見えた。無知な私はそれがテニミュのバトンだと気付かなかったけど。(これも無知ゆえの情弱なんだけど、これも当時批判多かったんじゃないかと今になって思う。)

今回、青9は最初から観続けた。本当に「成長」という単語が似合う代だったと思う。毎度驚かされたもん(特に聖ちゃん)。

宇野手塚が「新青学」と言った直後、時が止まったようにも感じた。でもザ・レギュラーで見たことがない青学がいた時は、鳥肌立った。青7の時と同じように、未来が見えたように感じた。

そしてこれが地続きである青学が繋がることかと、テニミュ歴6年にして初めて理解した。

あの演出で自分の中で良い切り替えができたと思う。

青10ね、みんなすごく必死なのが面白いくらい伝わってきた。でも当然、誰も現青学には及ばないのね。昼公演で青9のザ・レギュラー聞いてたから余計比較できる。1年半ずっと向き合い続けてきたチームの強さには全く適わない。

だからこそ応援せずにはいられなかった。初めて立つのが横浜アリーナなんて。青学10代目のビジュアル解禁は初めてなのに、1万人の前で一人ずつカメラで抜かれるなんて。エグいことするよねぇ。

10代目であり3rd最後を担う、区切りに区切りを重ねた青学。言われなくても頑張ってくれるだろうけど、青10も楽しみ。

 

 

 

ドリライ2018そのものの感想としては、満足度かなり高い。各校の配分がいい塩梅だった。

ただ、めちゃくちゃ「公式から」歌わせてきましたね。えらく長いOPイントロからのTHIS IS THE PRINCE OF TENNISの合唱は感動したしテンション上がった。しかしあまりに公式から「歌って!」を連発されるとちょい萎えたのは私だけだろうか。観客参加型を取り入れてくれたのはいいんだけど、客から生まれるものも大事にしてほしいと思っている。

ただまぁ、昔より空気の読み合いや自重ムードが強すぎて、自発的コーレスは明らかに少なくなってるんだよなぁ。キャストがヘイヘイコールやめた後でも我々はコール続けるくらいしても良くない?

あとは、もう少しキャラ同士の寸劇は見たかったかな。副部長ズとか大好きだった。せっかくfeaturing以外の学校が集まる……特に今回なんてゲストで初期校メンバーもいたんだから、越校の掛け合いが見たかったな。

 

 

まず、不動峰ルドルフ山吹のゲスト嬉しかった……橘さん以外もう二度と会えないと思ってたから……もう一度テニミュの世界に生まれてくれてありがとう……。

3人とも安定感すごくて歴戦積んだな…って感じだったんですけど、みやこはじめが特にツボだった。元々良い観月だったけど、なんか観月はじめの余裕というか、何かが増してて見惚れる。

セイヤコールの「ようこそ、聖ルドルフ学院へ」はあまりにも良すぎてうっかり聖ルドルフ学院入学しかけた。

あと『DREAM』の観月ターンでのUO燃え上がり率が高すぎてルドファンないし観月の女の本気を見た。

 

 

セトリを見るとやっぱ六角単体少ないなって思ってしまうんですが、六角の可愛さ供給の安定感がすごい。剣太郎のポップアップアイディアとか大変可愛かった。『Take It Easy』でのいっちゃんはどうみてもクマのぷーさん。

あとおじいフィギュア生きとったんかい!!っていう。あれ、ドリライ2017終わった後さとーごがキャリーで持って帰ってなかった?また新しいおじいが生まれたの?

ドリライあいうえお作文は普通に泣きました。青9もそうだけど、六角も卒業公演じゃん…ねぇ……。

 

 

1から10まで立海厨なんですけど、ドリライとして一番楽しかったのは比嘉だと断言できる。正にダークホース。すごいよ比嘉中

上記の通り客からのコーレスが減りつつある寂しさもあり、比嘉校歌のハイヤ ハイヤ ハイヤイヤサッサコールは2018イチ楽しかったし、ラップに合わせてコールするのも最高にテンアゲだった。あれがまたやりたいために比嘉チムパ通おうかなと思ってる。

最初三線持って出てきた比嘉んちゅ、一瞬で認識できなくて「うわ誰だこのものすごく綺麗な顔した男の子…し、不知火知弥~~~!!」ってなった。不知火は19夜だったか、フリースタイルラップで知念ビートの代わりをやった時の知念に対するビビりっぷりが最高に可愛かった。

ラップは雷太氏のボイパスキル(特技欄見るとあれはBeatBoxというらしい)がなければ生まれなかったような気がしていて、全力で感謝。というかそもそもボイパできる知念寛カッコよすぎてありがとう…。

私服はオーバーサイズの新垣くんが可愛すぎて、テニミュ分かってんじゃん…ってなる。

それにしても比嘉全体のEX〇LE感。友人間での「比嘉中 from  E〇ILE TR〇BE」というワードがツボっている。

『バイキングホーン2017』もめちゃくちゃ楽しかったなぁ。あれなんであんなに楽しいんだろう。

立海タイタニックを沈めた比嘉海賊ゆるさんぞと思ったけど比嘉船、本公演より低予算で、何だか可愛くなっちゃった。『KILLER』の途中からサブステであからさまに船組み立て始めるのはちょっと気が散ったからどうにかしてほしかった気持ちはある。ただサブステ前のアリーナ席で、出航する船を見送った景色は何故だか忘れられない。

砲撃直後のカオスっぷりは何だったのだろうか。あの20秒程度のために本公演からさらに謎の新規衣装を大量投入したあたり、運営が如何にこだわってるかがよく分かる。

 

 

大本命立海はやはり最高の一言に尽きる。

『Blood shot』、神戸時点で噂には聞いてたものの、突然柳さんがドセンをてくてく突っ切ってきた時の「なんで??きた??」感すごかった。それで結局…何が…起きた……。

あれを見せつけられた瞬間の、全観客の心境を聞いてまわりたい。ちなみに私は息してなかったから叫び声すら出なかった。だって後輩の見せ場だけど自分の腰まわす行為たったひとつで観客の視線を総奪取できる自覚があるからこそのあのセクシャル蓮二なんでしょう…?自分の魅力を理解してる柳蓮二ヤバない……?お茶目かよ…好き……。ついでにインマイハートの腰も何気にヤバいので見てください。

『Take It Easy』のソロは羨ましすぎるでしょ。丸井ファンおめでとう。何度も言うけど関立初日の違和感なんだったんだ?ってくらい、今はおおやブン太のノリ好きですね。(あとドリライ終了ブログも泣いた)

川崎くんのジャッカルも相変わらず好きですね。一発ギャグは「鉄拳制裁の真田。……ジャッカル!桑原!…どっちも俺!」が一番面白かった。

『永遠のエンブレム』はぶち上がる。これ全員分のソロパートでコールできるとこがあれば名前コールしたのになぁ。幸村と真田だけタイミング的にできなかった気がする。どの公演だったか、「返り血を浴びる」柳蓮二を抜いてくれたカメラマンさんのことは一生忘れないよ。

そういえば、今回のドリライ内で物理的に最も高い場所に上ったのが、リョーマではなく幸村ってとこが好きですね。

 

4215は語り継がれて良いレベルの良演出だと思う。

乾と柳それぞれのソロを一曲にする神アレンジもさながら、ハモリがあまりにも美しくて溶けそう。加藤氏と井澤くん、あんなに声の相性良かったっけ……田鶴立石の『もう迷いはない』に匹敵するほど良かった。

いつだったか、背を向けてそれぞれの方向へ歩く乾と柳を、柳側から抜いたカメラ構図が忘れられない。柳側からだとペンライトが背景になるんだよね。

ここでカチローとカツオのダブルスをダブらせてきたのも正直泣いた。4年と2ヶ月と15日全然関係ないじゃんって感じだけど、このドリライにおける4215の演出は「年月の果てに決着をつける」ことよりも「その後のそれぞれの道」を描くことに重きを置いている気がしたので個人的には違和感なかったです。なかなかフューチャーしづらいトリオの物語も(そしてながとくんとしおんくんのこれからも)想像させてくれる演出で嬉しかったな。

この乾と柳、カツオとカチローには「また」がないテニミュはつらい。

 

 

怒涛のテコ入れレベルを超えたとんでもないゲスト陣。鉄ミュ3が被ってなかったら多分あの人もあの人も来てたな……と思う。斎藤工氏とか今なお呼べるのか…。

個人的にたっきーさんが好きだけど、まさかテニミュ現場で見られるとは思わなくて嬉しかった。ちょくちょくドリライでOBゲストはあるものの、1stを映像でしか知らない人間だし今回は特に「あなた、まだテニミュの記憶が…!?」って人もいたし(失礼)色々と感動した。

とぅってぃーの挨拶も熱かった。千秋楽だけ少し言葉違ったのがまた。

 

 

青9も…良かったなぁ…とひしひし感じる。

青学校歌は毎回素晴らしいよね。青春成分をギューッと濃縮した小さな星のような煌めき。

『SAMURAI』はあの広い会場で歌い切れる肺活量本当にすごいなって思うんですが、衣装、衣装にもう少し金を…かけてほしい…………。

青学9代目の卒業挨拶は普通に泣いたんですけど、相馬くんの「トリオって青学なのかなって思ったこともある」というあまりに素直な言葉に、とにかく心が痛かった。ファン側としても、カテコの並びで青学はセンターなのにトリオは一番端だったりするのは毎回悲しいし、ドリライでもOP映像でトリオだけひとまとめにされてて「トリオ」としか呼べないのは毎回つらい。どうにかなりませんかね運営さん。

 

 

 

 

改めて3rd立海見てたらあまりに気持ちがアガりすぎて、ドリライ2019では本気出して焚かねば…という謎の使命感が生まれた。2019年まで生きる理由ができた。テニミュに人生握られてるのを感じる。

焚くって言ってるけど、ペンラ芸についての考えは時間あったら別記事で書く。とりあえず、最大の応援はお行儀良く応援することだと何故分からんのか?と頭上で咲いてる女共に思う。マナー違反撲滅を応援しています。

ちなみに今回UOは使ってませんが『永遠のエンブレム』で大閃光は折った。正直自分でUOは焚いたことないしあまりサイリウムに詳しくないんだけど、大閃光ってキンブレと輝度全く変わらないんですね。

 

とりあえず柳蓮二は「歩く」という行為だけで永遠に見ていられることが分かったので、今回の長距離花道には感謝している。

 

 

 

 

 

 

★★★★

ミュージカル Code:Realize

 

『ミュージカル Code:Realize ~創世の姫君~』

2018.5.

17-20  東京 シアター1010

26-27  大阪 森ノ宮ピロティホール

 

俺の名はアルセーヌ・ルパン。
どこにでもいる、
ただの『麗しき泥棒紳士』さ。
訳あって――
あなたの『ハート』を盗みに来ました。


触れたものを溶かす猛毒を全身に宿した少女・カルディア。
怪物と恐れられ、周囲と隔絶した日々を送っていた。
ある夜、英国軍に捕らわれる寸前、泥棒紳士と名乗る男、 アルセーヌ・ルパンと出会う。

彼に導かれ、少女は機鋼都市・ロンドンに赴くが、 様々な人物たちと出会い、思わぬ冒険を繰り広げることとなる。

やがて彼女は、ルパンたちと行動を共にする中で、 自らの身体と失われた記憶の謎に迫っていく。

怪物と呼ばれた少女が辿り着く、真実とその願いとは――――

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