『ハイキュー!! "烏野、復活!"』
2016/
10/28〜11/6 東京 AiiA Theater Tokyo
11/12〜13 岩手 田園ホール 矢巾町文化会館
11/17〜20 福岡 キャナルシティ劇場
11/24〜27 大阪 梅田芸術劇場
12/1〜12/4 東京凱旋 AiiA Theater Tokyo
公式HP http://www.engeki-haikyu.com/autumn2016/
12/3 昼公演 21列上手にて
元々原作は好きで、評判も良いのでほんのり観たいとは思っていた。
しかし特別チケ取り合戦を頑張ることもなく諦めていたところ、ご縁があって行けることに。感謝。
脚演について
ハイパープロジェクションと銘打つだけあって、映像の使い方がカッコイイ。OPは震えた。
ただスタイリッシュ演出が続きすぎて、お腹いっぱい、って感じ。
逆にどれも印象に残りづらい。
でも、バレーボールにカメラ仕込んでその映像をリアルタイムで映すとか(リアルタイム映像はタガタリススムで一度見たことはあったけど、スポーツ漫画で見るとは)、お布団の場面切り替えとか、演出単体で見ていけば、斬新なのも沢山あって面白いなぁと思った。
中屋敷さんの脚本は黒ステ初演しか観ていないのだが、OPを結構激しめにガッツリガンガン盛り上げるのは中屋敷さん特有なのだろうか。
気分上がるからそういうの大好きなんだけど、本編とのテンション落差も激しく、客側として再びOPと同等の熱まで持っていくのがなかなか難しいかもしれない。黒ステでも同様の感想だったのを思い出す。
キャラについて
テニミュのように慣れてるわけではないから、一部キャラの解釈違いにもなかなか馴染めず。
しかしながら最近漫画も積んでしまっている私でも、久しぶりに影山というキャラクターを見て
「あぁ私、飛雄ちゃんめっちゃ好きだったわ…」
という気持ちを思い出した。
※でも一番好きなのは大地さん
クロのねちっこい感じがとても良かった。
ビジュアルも良かったしとにかく打点が高いのが最高。クロのやらしさを思い出させてくれた。
菅さんも噂通りめっちゃ菅さんだった。
猪野くんはポセイドンの牙が初見で、ガチコ系の貝オタが超激烈に印象的だった(めっちゃ良かった)のだが、貝がチラつくこともなく菅さんだった。
ツッキーも良かった。
今回舞台観て、一番株が上がったキャラかも。
高身長でスタイル良い子が大好きだから、ハイステは180オーバーの子が多くてハッピー。
日替わりで花の名前言ってくやつでの日向の
「キミはヨモギ( ¨̮ )」
はめちゃくちゃ笑った。
試合について
正直、試合中何が起きてるのか全然分からなかったのが致命的。私の動体視力と根本的視力が悪いのか。
速すぎる。舞台上に人が多すぎる。
全て俯瞰できるはずの最後列でこれなんだから、前方列は大丈夫なのだろうか?リピートすれば見る所が分かって楽しいのかなぁ。
初見は映像で見た方が分かりやすくて楽しめる気がした。
今回音駒と伊達工の二試合を一舞台でやったわけだが、自分が音駒好きなんで、まぁ音駒の記憶が多く残るだろうなと思っていた。
だ、伊達工のことしか覚えてねぇ……………………
伊達工が突然歌いだしたり盾持ってたことしか覚えてねぇ………………
音駒、どんな演出してたっけ………………
いっそ音駒にも1小節あげれば良かったのでは……………
久しぶりに原作読み返そうと思いました。
その他演出について
一番モニョってしまったのが、影山の決め台詞の時に背景にその台詞がアニメーションで映ったこと。(何の台詞だったか忘れましたごめんなさい)
そこ、映像で強調する必要あった?
せっかく視覚聴覚を満たしてくれる役者が目の前にいるのだから、役者自身で魅せてほしいし、こちらとしてもその演技に集中したかった。
この点は、求めるものの違いかもしれない。
私の場合、舞台で三次元の人間を使ってやるからには
「この三次元の世界に二次元のキャラクターが生きている」
と思えるようなものが観たいんだけど、ハイステに関しては
「二次元を三次元に描き起こしたら人間はこういうキャラクターになる」
という印象を持った。
細かい数値は各舞台によるけど
前者は2.8次元
後者は2.2次元
って感じ。
我ながら何とも分かりづらい。このニュアンスお察しください。
周りの評判で、期待値が上がりすぎていたことは否めない。脚演の好き嫌いに左右される、とは聞いていたけど。
色々disもしてしまったが基本的に楽しい舞台だとは思う。
飛雄ちゃん好きだわー。
★★