芸術に拍手

全記事ネタバレ祭り。レポと感想と妄想が大渋滞起こしてる。

メサイア展とトークショーレポ

 

「MESSIAH FIRST EXHIBITION」

2017/6/14 - 6/21

@GALLARY X BY PARCO

 

 

まさかメサイアの展示会が開かれるとは。

トークショーレポです。記憶の引き出しが浅すぎて概要しか書いてません。詳細はTwitterで皆さん書いてくれてると思います。

とりあえず物販のTシャツのサイズ感は、普段レディースM着てる自分でSサイズがジャストって感じです。

 

 

 

 

トークショーメサイアの世界の歩き方」1部

6/15 18:00 ~ 18:30

出演)毛利亘宏さん、西森英行さん

 

以下、一部敬称略。

 

・(あまりの人の多さに) 毛利「みなさん、キャストが出てくるって勘違いしてない…?」

・随所随所でお互いをめちゃくちゃ褒め合う西森さん毛利さん。共闘してる感じ。西森「前に毛利さんと一緒した時から、毛利さん大好物」

・西森「毛利さんはメサイア5年生なの。僕はメサイア3年生」

・西森さん、白銀の時から演出の声かけしてもらっていた。スケジュールが合わず断念したけど、客側から見てて「いいな〜いいな〜」と思ってた。

・毛利「今、悠久の脚本書いてるけど、すごい大変。肉体的に力んでしまって身体ガチガチ」「書いてると、(登場人物を)いやもっと痛めつけるか…って。(痛めつけが)まだ足りない、まだ足りない、ってなる」

・大学時代からの付き合いで、毛利さんがエンタメいくなら西森さんは社会派だって方向転換したけど、結果的に社会派の作り方が大事になってくるメサイアという作品でお互いのスキルが合致した。

メサイアの現場はキャストもスタッフも熱いし、それくらいの熱量がないと成立しない舞台。西森「(演技など)嘘ついた瞬間にバレるなって感覚がある」

・鋼の舞台裏はとにかく過酷で、そこらじゅうでうめき声が聞こえてた。トレーナーさん曰く、一番ヤバいのはスタッフさんだった。照明とかも登場人物の感情をそのまま受けて行うから。

・何度か一緒したスタッフさんも提案をしてくれる良い現場。舞台装置とか攻めてる。西森「何度、井澤勇貴と染谷俊之をあの高さから落とせば気が済むのか?普通、階段置くよ?」

・暁本番中、燈はボロボロすぎて朝起きたら「もうむり〜;;」って泣いてたらしい。

メサイアは道場。(メサイアは過酷というウワサが他現場にある)

翡翠の時、凌と健斗は上手いから、極限状態を上手くこなしてしまう。でも考える到達点に何か足りなかったから「これが相手にかける最後の言葉だと思って」と指示したら、バチンッとハマったように良くなった。

・鋼のバイオリンはプロに弾いてもらったが、G線上は「『あと一瞬気が抜けたら、死ぬ』って感じで弾いてください」というオーダーをした。

・作中の事件はどうやって思いついたか覚えてない。作り方としては「この子の悩みはなんだろう?この子は何をしたら喜ぶだろう?」を考えて、そこから逆流させる。

・毛利「悠久の主人公は一番酷い目に合わせるので楽しみにしててください」

 

・質問1「新入生3人の印象は?」

毛利「それ今絶賛考えてる。むしろ今、みんなの印象聞いて参考にしたい」

西森「御池は屈折した感じが良い。柚木の真っ直ぐだからこそ許せない部分があるんじゃないか。あとおっきー。おっきーはあのまま。ほんと真っ直ぐ。でも今後屈折したところが出てくるんじゃないか。小暮はアイデンティティ問題。そこに新しいメサイアが来て、自分だけに向いていたところが他人に向いていくってとこがドラマになるんじゃない?キュンとしたりさ」

客「…(キュン?)…ザワ…(キュン?)…ザワ……(キュン?)……

毛利「なんかトークショーの場を借りた打ち合わせになっちゃった」

 

・質問2「暁乃刻で印象に残った役者?」※すみません、聞き取れませんでした

西森「暁のサクラの掟を暗唱するシーン作り、あそこの白崎は理性がぶっ飛んでて、もうそこに絶対淮斗がいると思ってるから、無意識でヤレーッ!って感じでやってほしいと言った。例えばつかこうへいさんみたいな、と言ったらみんな若いからぽかーんとしてて。後ろの大澄さんだけめっちゃ頷いてた」

 

・質問3「今後一番酷い目に合わせよう、負荷をかけようって人は?」

毛利「全員(笑)」

西森「でも井澤、2回目だからね。井澤すごいよね、テレがない。どんだけ銃弾受けるの上手いんだよって」

毛利「ドッキリとかやるとマジで演技するから、マジ怖い」

毛利「あとは加々美。暁は序章ってことで」

西森「大志は、真面目に追い込まれる。暁で、育ててくれたチェーカーにどうしても怒る気持ちになれなくて大志が悩んでた。色々考えて、育ててくれた時間が長過ぎたからでは?ってことで、そこ短くしたり。そしたら『なるほど!』って納得してた大志、一駅乗り過ごした」

 西森「みんな追い込んでるよね。一嶋すら追い込んでる。」

 

 

<所感>

ひとまず「列形成は17:30から」と公式で記載があったのに17:00には列ができてしまっていたようで。Twitterで列形成の情報を見て、慌てて17:20頃に現地に行った私ですらかなり後方だったので、17:30ぴったりに到着した人は1部は入れたのかしら…。ざっと100人はいたのでは。

急遽2部制になり、入れなかった人に整理券が配られて、2部は整理券持ってる人だけ、のスタイルでした。

とにかく想定以上の人が来てしまったって感じ。

しかし内容は、大変興味深くて面白かったです。なかなか舞台制作側の話が聞ける機会はないから有り難いです。

キャストさんが話すと稽古・本番中の話が多いですが、脚本家演出家だからこその、稽古以前のお話が多かったのが新鮮でした。

スタッフさんとの会話の話もあり、カンパニーのメサイア愛が強く感じられてとても良かったです。友達気分での仲良しではなく、「一つの作品に対する熱量や方向を持った結果の仲良しカンパニー」が創る舞台が好き。

余談ですが、登場ワードNo.1は「酷い目に合わせる」でした。西森さんも毛利さんも、作品に対してドSでした。

 

是非2回目3回目もやってほしいのですが、そのときはもっと大きくて座席がある箱で、抽選なり何なりでお願いしたいですね。

あと敢えてのスタッフオンリーで。

メサイア」という作品のファンは、思ってるより多い。

 

 

トークショー2部に参加した友人が、2部の内容をまとめてくれました!!

 リンク許可もらったので合わせてどうぞ。

http://privatter.net/p/2502183