『Sound Horizon 7.5th or 8.5th Story Concert『絵馬に願ひを!』~大神再臨祭~』
2023.
4.13-15 千葉 市川市文化会館 大ホール
4.22-23 埼玉 大宮ソニックシティ
4.26-30 大阪 オリックス劇場
5.5-7 神奈川 よこすか芸術劇場
5.12-14 神奈川 相模女子大学グリーンホール 大ホール
5.30, 6.2-3 東京 東京国際フォーラム ホールA
5.13 2階5列上手 にて
【5.13セトリ】[選択]
一周目
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星空へと繋ぐ坂道
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狼欒大社
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夜の罪然が見せた夢 [右]
- 希望の詩 [右]
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私の見つけた《地平線》
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太陽を目指して飛べばいい [左]
- 身を焦がす不屈の競技者 [右]
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生と死の遊戯盤
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紫青の参道
二周目
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星空へと続く坂道
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狼欒神社
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夜の業が見せた夢 [左]
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贖罪と《焰》の息吹 [左]
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恋では花を散らせない
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恋は果てまで止まらない [左]
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夜を駆ける二人 [左]
- ある少女の告白
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紫青の参道
ED
- 私/我が繋ぐは新しき神話
アンコール
- 超重力
- 国歌
間が開きすぎて、残念ながらあのチケ代を出そうと思えるほどの熱がなかったので、大神降臨祭の「Sound Horizon Around 15周年記念祭」は行かなかったのよね。なので、サンホラ現場8年ぶり。8年って。進撃コン含めても5年ぶりって。
最初に不満言っとくと、
一般席で特に注釈付きでもないのに、完全に見切れ席で上手のモニターも絵馬掛け所も全く見えなかったのは………なし寄りのなしだよ………。をんちゃん一度も見られなかったよ……。
やっぱり、最初にCDないしBlu-rayで全曲知っておきたかったな。とにかく情報過多すぎた。サンホラは特に歌詞を知らないとよく分からないこと多くて、だから初見だと背景の歌詞を見てしまう。そうなるとせっかくコンサートだからこそ行われる、目の前の演出が見られない。「視点」と「言語処理」のリソースを最初から奪われてる時点で、人間が処理できる能力の限界はとっくに超えている。
あと石碑のターンが長すぎ。ダンサーさんを見て琴を聞くにしても限界がある。大道具として石碑が下りてくる時間、投票時間、投票を(システム的に)処理する時間、今回の投票結果、前回の投票結果、石碑が上がる時間。毎回合計5分は食われてたんじゃ?いや盛ってるかもしらんけど。
ひとつ驚いたのは、絶対石碑の投票結果は偏るんだろうなと思ってたら意外と僅差もあったこと。散々Twitterでルートの考察が流れててみんな全因子集めたがってたから、同調圧力とまではいかないけど、意識の流れはあるんじゃないかな~と。みんなどこまで把握してたんでしょうね。
内容は良かった。というかRevoサウンドが最高。なんというか、ずっと曲調ブレないよね。「気持ちいい」メロディーラインが、新曲だろうが必ずある。特に何度も繰り返されるフレーズは耳馴染みが良すぎる。
題材があまりに具体的。舞台が日本っぽいところってのもあるが、フィクションなのに、ありえなくはない世界。ノンフィクションの「人生」を感じて、なんかザワザワした。これは耳で聞いてるだけだと実感薄そうだから、コンサートとして生で観られて良かった。
視聴の段階で「太陽に向かって飛べばいい」が好きで何度も聞いてたから、生で聞けて嬉しかった。1回しか行かないしレポも理解しないまま見てたから、全然分かってなかったけど、聞けない可能性もあったのね。御影ちゃんも好きだから見られて良かった~。
そして「身を焦がす不屈の競技者」。
爆泣き
(Romanでは星屑の革紐と美しきものが大好き)(YUUKIさんのオタク)
いやいやこのストコンにおいて、泣く準備は一切してなかった。ビビった。確かに盲目という点で共通はしていたけど。察しが悪すぎる私。
でもこれ初聴CDだったら泣かなかったかも……。五感でぶつけられた衝撃だからこそ泣いたところあるから、ここだけはコンサート初見の曲で良かったと思った。………いやCD聴いててもコンサートで泣いてたな。
個人的に、姫子の無恋愛者の話が出てきた瞬間、一気に当事者となった感覚がして震えた。軽率に恋した恋した書くけど、実際の自分は無恋愛者そのまんまなので。
そんで直後のサイコパスーツの身体撫で上げに「キッッッッショ!!!!!!!!」と声出そうになったが。Revoさん、キショ野郎描くの上手すぎか。
めちゃくちゃ失礼なこと言うけど、なんであのスーツ人気あるんだ!?!!?特に多ステローランからあの組み合わせめっちゃ人気あるよね。
私は………………………共感からのあの地雷展開キメられて最悪の気分でしたので…………仮に姫子からのベクトルがあったとしてもやっぱりキショいとしか思えない………。センシティブ多い作品だとは思ってたけど、こんな不意打ちで予想もしないところから食らうとは思わなかった。
みやぴの石碑選択のときの私「百合が見たい百合が見たい百合が見たい百合が見たい百合が見たい百合が見たい百合が見たい百合が見たい百合、百合が見たかった…………………………………」
これが大神の選択ってことか……。いやに実感してしまった……百合によって………。
この「百合が見たい」という感情も、誰かの人生をコンテンツとして消費するわけで、私自身が誰かの地雷になるのでしょう……。
絶対性癖だからサンホラ界の本田菊、絶対見てえ!!!!と思ってたら出てきてくれてラッキーーー!!ここはレアキャラだったらしいのは知ってた!!!!お顔よく見えなくて、オペラ持っていかなかったのを後悔した。(杵瀬くん、読めなくてしばらく本田と言ってた)
しかもなんか、雷神の系譜オマージュの初出し曲でハッピーエンド?な感じらしく?この公演行けて良かったな。
感想書いてて自分で気付いたけど、結局行けて良かったな、とはなってる。でも運要素が半分以上だから、また別日に行ったら絶対満足度違ってたし、今回は運が良かったから満足と不満が半々くらいで収まってる。
何より一番の不満は、「あまり曲聴けなかった」と思ってしまったことかも。コンサート時間中、曲の時間は半分もあったか?もう一度言うけど、とにかく石碑の時間が長すぎる。曲の最中は没入できていたが石碑の時間で現実に戻る、というのを8回は繰り返したんじゃなかろうか。オタクを正気に戻すな。
でも今回、一度参拝してから追いチケしたリピーターが多かった印象。これはすごい。
でもいい加減コンサート用の特設ページを作ってくれ……死ぬほど見づらい……総合情報源が公式HPのニュースの1記事でしかないの、宣伝のやる気……。
そして最初からカメラ入れてなくて円盤出ないの確定してたなら最初に言ってほしかったし、そっちのが絶対チケット売上上がったと思うんだが……何故………。
そしてそして映像に残らないなら、演者陣がキャラショットをSNSに上げるのを許してほしかった………。ローランの絵レポで永遠に幻想を見るしかない…………。
クリエイター側が客に露骨な金の話をするのは、某舞台演出家で味わっており普通に最悪な気分になったので、事実であれ本当に取り扱い注意案件なんだよな。金欠言ってる割にあからさまに新規取り込む気皆無だったし、世界を舞台にした日本作品って最後を日本舞台にしがちだし、もうサンホラ終わっちゃうのかな。
★★★