『ミュージカル 憂国のモリアーティ Op.5 -最後の事件-』
2023.
8.24-27 メルパルク大阪
9.1-10 天王洲 銀河劇場
時は19世紀末、大英帝国最盛期パクス・ブリタニカのロンドン――。
古くから根付く完全階級制度により、上流階級の人間達に支配されている「大英帝国」。
生まれ落ちた時から一生涯の身分が決まるこの社会制度は、
必然的に人間同士の差別を生んだ。
そんな中、階級制度による悪を取り除き、理想の国を作ろうとする青年がいた。これはジェームズ・モリアーティ、
或いはシャーロック・ホームズの敵かたきの話――。
https://www.marv.jp/special/moriarty/
9.5夜 1階F列下手 にて
Op.4では当日券に駆け込みましたが、今回はちゃんとチケットとったよ。でも仕事ヤバすぎて結局開演5分前に駆け込んだよ。
良かった。良かったけど、正直に言うと、Op.4ほどは刺さらなかった。
Op.5は良く言えばすんごい丁寧。まあ実質最終章の大サビですもんね。ただOp.4の1幕ホワイトリー2幕ミルバートンと詰めこんだテンポ感も私は好きだった。せっかちでごめん……。てかグッズのシークレットが眼帯リアムと聞いて、1幕でロンドン橋までやって2幕で数年後───やるんだと思ってた。全然3時間みっちり各方面からリアム愛を浴びました。
てかグッズブロマイドのビジュ良すぎて、別現場で文無しになってなかったら100枚くらい買い散らかしてたな。安心信頼の2.5デザイナー羽尾さんとはまた違ったテイストで素敵。
今回特に思ったけど、ライティング、めちゃくちゃうめーーー!!!!
各シーン、ド派手ではないんだけど、スポット当てたいところの役者周りのライトが美しすぎて、毎秒一枚絵として完成してんだよな。
刺さらなかったのは"Op.4比"というだけで、マジで普通に良かったし、役者1人をずっと見てても飽きないってことあるんだなあと思った。純粋に全役者上手いんだよな。情報量の多さ=面白さという自論があるけど、ちょっと再考が必要かもしれないとすら。
ひらりょシャの早口芸はいつも通りだったけど、歌詞までバカ早くて途中ラップしてんのかとすら思った。そしてか、噛まねぇ~~~。
ジョン、別に結婚相手がいて良かったー!!シャーロックおまえOp.4であれだけジョンへのBIGLOVE語っといて今度はスッゲーーリアムに激重やんけ!!ってなって、ジョンが取り残されて悲しくなってしまうところだった!(私が)
くぼひで、歌上手くなったな……今の状態でもう一回イリュージョン(テニミュ)歌ってみてくれないかな………と思ってたら、高音はやっぱちょっと弱くてニコッてなった。顔が好きなのでアルバート出てくるシーンでは割とガン見してたけど、マイクロフトとの会話の最中、静かに流れる涙がダイヤモンドやったわ。
長江くんも歌がとっても良かった。ずっと見てても飽きない、を最初に感じたのが長江くん。
アンサンブルは大澤くんよく見てたんだけど正装が似合っててかっこいい。
1個すごい気になったんだけど、シャの着替えの荷物ちっさ!!!ネクタイだけじゃなくてスーツ一式にシャツも要求してた……よな!?!!?!?ハドソンさんお手紙袋と間違えて渡してない!?!!しゅんりーなら突っ込むと思ってたのにスルーしたから私の感情が処理できなくなった。
大火事のシーンめっちゃ綺麗だった。火の粉の演出。
私下手だったから何も遮るものなかったけど、上手って橋のシーンとかどう見えてたんだろう?あの上手のだいぶデカめ高めの橋、紗幕つけたりすると上手席に振ってる人センター見えてるのかな……と思っていた。
暗転の瞬間にシャがリアムの頭抱くの、予想はしてたけど生で見てしまうと、喉から瀕死のカラスみたいな音が出そうになって危ない。感情がデケェ……デケェよ………。
シャーロックとウィリアムの後ろ姿、絶妙に次あってもなくてもいい感じでめちゃくちゃ美しい最後でしたね……。原作もここで終わると思ってたよ……。
中日ど平日でスタオベあったということは全公演スタオベかな。
★★★