『歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭』
2018.12.28-31 東京 明治座
2019.1.19 大阪 梅田芸術劇場メインホール
第一部 芝居「風林火山をす・る」
戦国最強軍団、ここに誕生
武田の嫡男として生まれながらも争うことを嫌い、
平安の世を願い続けてきた武田晴信(後の信玄)。
異形として生まれついた己の境遇を嘆き、
無慈悲な世を恨み続けてきた山本勘助。
交わらないはずの二人が手を組んだ時、
武田軍団の伝説の快進撃が始まる。
全国制覇という夢を追いかけた男たちの青春友情浪漫活劇!
第二部 ショー「KAI ROCK FESTIVAL」
戦国の超有名アーティストたちがこの冬、甲斐に集結!
熱いLIVEを繰り広げます。
◇TONO&KERAI
◇キツツキション
◇GIRIGIRIN
◇SHIKAI
日替わりゲスト
12/28⇒昼:三上真史 夜:鳥越裕貴
12/29⇒昼:原田優一、大山真志 夜:蒼木陣
12/30⇒昼:永田崇人、林剛史
12/31昼⇒昼:山崎大輝 夜:鈴木勝吾
1/19⇒昼:上口耕平 夜:上口耕平
12.29昼 2階2列センター にて
るひまの年末舞台は、毎度出演者が多すぎて登場人物やキャストや設定の記憶が薄くなる現象発動すると分かっていたのに間を開けてしまった。記憶が乏しくて本当にすみません。
今年も締めはるひまです。ありがとうございます。
2幕で泣くことは分かってたんだけど、1幕で泣くとは思わなかった。2幕もガツガツに泣いた。(泣いた割に感想書くのが遅かったので感想の中身は0)
佐奈ちゃんの中身は誰より男だと思ってるけど*1、やはり標準装備してるのがあのきゅるんとした顔面なので、晴信みたいな柔らかい役はハマるなぁと思う。
加えて愚直なまでの平和主義。この手のキャラ設定はキャラクター自身の中に矛盾があったり浅はかなところがあってイライラしてしまうのだが、晴信は筋が通ってて好き。ただこの筋通しは勘助と出会ってから育ったわけで…?
諏訪の頼重を殺す描写は、端的に言って凄まじかった。殺さない選択肢がある中で、殺す選択に至ることは、人としても演劇としても、難しいのではないかと思う。
勘助の死に方が呆気ない…と思ったの私だけだろうか。いや劇的な演出は特に求めてはいないけど、主演キャラクターにしては、というか。ある意味、他と差がなくて"すべて同じ人間"ではあった。
今回のMVPは大藪くんだったな。東京初日の井澤くんの体調不良による代役!と思ったら、大阪でも松本くんの体調不良の代役!で突貫3役やったわけで。特別手当必要でしょ。
ただ、なんだかラストは「あれ?これで終わり?」と感じた。謙信と決着つけてないからか?結論は分かるが、どこか不完全燃焼なところがある。
二部のTONO&KERAIは佐奈ちゃんがりゅちぇやろ……と思ってたけどダークホース永田聖一朗。
GIRIGIRIN、オーバー30の中に突然ぶちこまれた井澤巧麻って感じでウケた。(杉江大志はプロの弟になれる子なのでノーカンとします)
★★★
*1:余談だが佐奈宏紀の、自分の顔面が良いことを完全に自覚した言動が死ぬほど好きです。