芸術に拍手

全記事ネタバレ祭り。レポと感想と妄想が大渋滞起こしてる。

極楽牢屋敷

 

『朗讀劇  極楽牢屋敷』

2023.8.11-20  サンシャイン劇場

 

時は元禄ー。
伊右衛門は江戸の町で賊に襲われていた四谷左門という男を助け、その縁で娘のお岩と出会う。
お岩の美貌と甲斐甲斐しさに、伊右衛門は瞬く間に恋に堕ちた。
だが、お岩は貧しい家を救うため、妹のお袖と共に、遊女として売られる宿命にあった。

伊右衛門は二人を買い戻そうとするが、全財産をはたいてもそれは一人分にしかならなかった。
お袖を助けてほしいと懇願するお岩の目の前で、究極の選択を突きつけられた伊右衛門
その答えが伊右衛門とお岩の運命の歯車を激しく動かし始めるのだった。

時は変わって現代ー。
ベストセラー作家の音坂コウは警察に拘束され、取調べを受けていた。
その日の朝、コウの恋人である深見まどかの死体が発見されたのだ。
殺人を疑う荒木刑事に対し、徹底して容疑を否認するコウ。
不適な笑みを浮かべた荒木刑事は、コウの部屋から発見された原稿を取り出し、突きつける。

「かの有名な四谷怪談のお岩さんがヒロインのホラーだとは…。おもしろい!」

そして、作者であるコウを前に、未完の新作『極楽牢屋敷』を読み始めるのだった。

https://toei-stage.jp/gokurakuroyashiki/

 

 

8.15昼  14列下手

8.15夜  3列センター(最前列)  にて

 

 

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歴代の戦隊メンバーで日替わりで上演するという謎企画。キラメイジャーからしかまともにニチアサの動向知らないのだけど、こういうの定期的にやるんでしょうか。

ということでキラメイ回に。千秋楽が木原瑠生くんの代わりに庄司浩平くんが入るキラメイ回なので本当は千秋楽も行きたかったけど、昼が別舞台だったので断念。

 

 

 

思ってた10倍、面白かった。

良すぎて、マチネ終わりにパンフ買って、ソワレ終わりに台本買った。

聴覚からの情報処理が苦手すぎて基本的に朗読劇って苦手なんだけど、演劇らしい演出もちゃんとしてるしBGM・SEも豊富。情景がしっかりイメージできる舞台だった。

ちゃんとホラーだったし。私ホラー苦手だけど演劇のホラーはいける。

てか回でキャストの役変わるのは聞いてないんよ。マチネでそれ知って、じゃあソワレで推しの立ち位置変わるんか!?と思ったらメンズは変更なしだったよ笑。マチネは下手から亜飛夢くん・由芽ちゃん・璃央くん・美桜ちゃん・瑠生くん。確か。ソワレはレディースの上下が変更。

 

全員白い衣装で、特に由芽ちゃんのハリのある生地でスカート部分がふわっとしてるワンピースが可愛かったな。亜飛夢くんは膝の辺りにファスナーついてるパンツで、劇中では閉めてたけどアフトではわざわざ開けてた。

 

小宮璃央くんをキラメイ以降、なんかのバラエティ*1の頭悪い枠でばっか見てたし、リアルタイム演技は見たことなかったから、大丈夫なんかな…とクソ舐めたこと思ってて

ほんまにすまんかった。

全然上手かった。なんなら他の子のが3倍鬼噛みしてた。全然かっこよかった。

 

美桜ちゃんと由芽ちゃんで姉妹逆転してやってたんだけど、やっぱ美桜ちゃん姉と由芽ちゃん妹がしっくりくるな~。でも由芽ちゃんの太夫も上手かった。

 

ソワレは亜飛夢くんが陰陽師パートでブツブツ呪文言ってたら瑠生くんがドツボにハマり読めなくなる事故起きてて笑った。でも上演中に客は口出しすな…………笑いこらえる数秒の空白の時間に、ライブみたいな掛け声する人いてびっくりしちゃった……。

亜飛夢くんが幼児の役やった瞬間に「ママ僕…」てなってしまい、永遠についてまわるママ僕ってやっぱヤバい舞台だったんだよな……。

 

思ったより「かりそめ」と「みせかけ」の結末の違いや芝居量は少なめ。もっとハッピーエンドとバッドエンドくらいの差がつくと思ってた。まあいいけど。

 

 

だいぶ良かったから8/20のソワレだけでもねじ込めないかと思ったくらいだが、無理はしない。でも本当に良かったよ。

 

 

 

★★★

*1:「呼び出し先生タナカ」って番組だった